クライアントであるイベント関連企業で、社員へのキャリア意識調査と今後のキャリア支援提案を行いました。
アセスメントは、H23年に厚生労働省委託事業としてまとめられた「キャリア健診」を使用。「キャリア支援に対する現状の満足度と今後に望む充実度」と「従業員の仕事、生活に対する意識、態度、行動」の2種類の調査を実施。
企業と従業員との意識の差が明確になるだけでなく、従業員の仕事や生活に対する意識も階層別で集計することで、どの階層に何が必要かなのかを確認することができました。
【STEP】
・キャリアに関するアセスメントを全社員に実施(会社のキャリア支援の現状と今後の期待・職務意識等個人の仕事への意識と生活)
・会社側(経営者と人事)にも会社のキャリア支援の現状と今後の期待について回答を得る。
・従業員の回答を集め集計を行う。
・個人結果の配布
(会社と社員個人の結果の比較、従業員平均と個人の結果の比較、キャリアコンサルタント所見)
・結果を振り返りキャリアを考えるワークショップの実施
・企業へのフィードバックと今後のご提案
○従業員から
・これまでキャリアへの意識を持ったことがなかったが、自分を振り返るいい機会になった。
・従業員平均との差等から、客観的に自分の立ち位置を確認できた。
・もっと未来についても考えてみたいと思った。 等
○経営者から
これまで社員のキャリアについて課題意識はあったが、調査結果として改めて確認することができた。社員の今後のキャリアについて参考にしながら、具体的な施策を行っていきたいと思っている。
キャリアコンサルタントが企業とどう関わり、何に貢献していくのかを考える上でも、アセスメントの具体的な数値結果が有効だと感じています。今回は、リーダー層にはリーダーシップやチームマネジメントを含むキャリアビジョンを、メンバー層に対しては少し先の未来を見つめながら今何をすべきかを考えるキャリアデザインワークショップを実施しています。
また、社内で職種に多様性があることから、ケースバイケースの支援が求められるため、年1回のキャリア面談のご提案をし、実施の方向性で検討を進めていただいています。
企業内キャリアコンサルティングを進めていくための事例となりました。
ご興味がある企業様は、直接お問合せください。